2018-01-01から1年間の記事一覧
紙と不繊布製品の会社です。紙おむつ、クッキングペーパー、おしぼり、テーブルナプキンといった製品を作っています。 主な販売先にはユニ・チャームと花王がいます。 2018年3月期の販売額に占める割合はそれぞれ18.5%と17.5%とのことです。
イールドカーブの逆転が起きたことから景気後退が心配されています。 実際にアメリカ経済はどうなのかという点について経済指標を見つつ個人的な考えを書いてみます。 まずは10年-2年金利です。この2つの金利はまだ逆転していませんが逆イールドの一歩手前…
決算も揃ったのでウォッチしている中国ネット株のPERなどをチェックしました。 ティッカー 会社 株価 今期PER 来期PER 売上高 増収率 増益率 JD JD.com 20.93 83.7 36.7 15,715 25% 赤字 BABA アリババ 153.06 29.7 22.9 12,772 54% -19% 0700.HK テンセント…
2000年1Q~2018年2Qまでの円建ての原油価格と業種別の営業利益率を比べてみました。 原油価格は世界銀行から取得した Crude oil, average の3か月平均(四半期の営業利益率と比較するため)です。これを日銀の為替レートで円換算しました。 業種別の営業利益…
アルベマール決算 3Qは売上+3%の増収、営業利益+11%の増益、調整EBITDA+12%の増益でした。 調整希薄化EPSは1.31ドル、過去4四半期のEPSを使った実績PERは20倍くらいになります。YahooFinanceのアナリスト予想のEPSを使った今期PERは17.8倍、来期PERは15.…
決算シーズンも終わったので持ち株や気になっている銘柄をチェックしてみます。今回は金融・不動産・製造業の銘柄です。 8699 澤田ホールディングス モンゴルのハーン銀行が主力の会社です。 中間決算は売上高+9%の増収・経常利益+67%の増益でした。ハーン…
決算シーズンも終わったので持ち株や気になっている銘柄をチェックしてみます。今回は内需系の銘柄です。 9267 ゲンキー 食品比率の高いドラッグストアチェーン。 1Qは売上高+12%の増収・経常利益+7%の増益でした。進捗はいまいちで、中間予想を達成するの…
近年スマートベータとして流行しているファクター投資を解説した本です。 ファクター投資入門 (ウィザードブックシリーズ) 作者: アンドリュー・L・バーキン,ラリー・E・スウェドロー 出版社/メーカー: パンローリング株式会社 発売日: 2018/11/18 メディ…
決算シーズンも終わったので持ち株や気になっている銘柄をチェックしてみます。今回はネット系の銘柄です。 3633 GMOペパボ 個人向けレンタルサーバーやネットショップ運営支援の会社です。主力事業は安定して伸びていますが、ハンドメイド事業が大きな赤字…
成長株投資で有名なウィリアム・オニールの本を読みました。 オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ) 作者: ウィリアム・J・オニール,スペンサー倫亜 出版社/メーカー: パンローリング 発売日: 2011/04/15 メディア: 単行本 この商品…
コバルトそのものを大量に保有するほか、コンゴ以外のコバルト権益に投資している会社です。 コバルトはほぼすべてが銅やニッケルの副産物として生産されるため専業の会社がほとんどありません。また、コバルトの過半数がカントリーリスクの高いコンゴから産…
中国のライブストリーミング大手です。ゲーム動画配信サイトのフヤ(HUYA)を子会社に持ちます。 3Qは売上高+33%の増収、営業利益-7.6%の減益でした。Non-GAAPの営業利益は+12.9%の増益です。 過去4四半期の希薄化EPS(特別損益があるのでNon-GAAP)を合…
堅調な決算でした。 3Qの売上高は前年比で+19%(数量+17%増、価格+2%の貢献)の増収、EBITDAは+25%の増益、純利益は+18%の増益です。 2018年の調整EPSのガイダンスは0.89~0.91ドルで、株価は17.22ドルなので今期PERは19倍前後になります。 カンファレ…
前回の記事でアメリカ系の3社を見たので今回は中国系の3社を見てみます。 0027 ギャラクシー・エンターテインメント サンズ・マカオと首位を争う会社です。 主なカジノリゾートはマカオ半島地区のスターワールド(2006年)とコタイ地区のギャラクシー・マカ…
香港に上場しているマカオのカジノ株を調べてみました。 今回はマカオのカジノ市場とアメリカ系の3社について書きます。 市場規模 マカオのカジノ市場は2009年~2014年まで順調に成長した後、政府の規制強化によって大きく落ち込みました。2016年中頃に底打…
中国の検索最大手のバイドゥが3Q決算を発表しました。 前年比で売上高は+27%の増収、営業利益は-6%の減益です。 過去4四半期のEPS(特別利益があるのでNon-GAAP)で計算した実績PERは19.5倍になります。YahooFinanceのアナリスト予想を使った今期PERは20.3…
アメリカとの貿易戦争をきっかけに中国株が売り込まれています。 低PER&高成長率の銘柄も多くなっており非常に魅力的なのですが、中国経済に関してはかねがね民間債務の急増が指摘されており、もしかしたら深刻な景気後退が起こるのではないかという不安も…
テスラが黒字決算を発表しました。これまできちんと決算を見たことがなかったのでこの機会に内容を見てみます。 業績 まずは過去5年の売上高と営業利益です。営業利益は赤字ですが、売上の伸び率は高いです。 次に四半期の売上高と営業利益です。 長らく赤字…
中国のポータルサイト大手でウェイボーの親会社です。 時価総額は44億ドルでシナが持つウェイボーの価値58億ドルを下回っています。 ウェイボー 中国版ツイッターと紹介されることが多い会社です。事業内容に関してはアメリカ部さんの記事が詳しいです。 ウ…
金融危機における民間債務の重要性を解説した本です。 The Next Economic Disaster: Why It's Coming and How to Avoid It 作者: Richard Vague 出版社/メーカー: University of Pennsylvania Press 発売日: 2014/07/15 メディア: ハードカバー この商品を含…
アクティビティレポートとカンファレンスコールが出ています。 ギャラクシーはオーストラリアのマウントキャトリンでリチウム鉱石を生産中の会社です。マウントキャトリンの他にもアルゼンチンのサルデビダとカナダのジェイムスベイを開発しています。 3Qの…
「ウォール街のモメンタムウォーカー」の著者が自身のブログとウェブサイトでデュアルモメンタムの成績を更新しています。 オリジナルの検証期間は1974年~2013年10月でしたが、今回新たにデータを追加したことで検証期間が1950年1月~2018年9月まで延長され…
リチウム大手の2社がニューヨークと香港に上場しました。ライベントはFMCからのスピンオフ、ガンフォンリチウムはA株とH株の重複上場です。 Livent(LTHM) 元FMCのリチウム部門です。FMC時代から20年以上もリチウムの生産を続けています。現在の生産量はSQM…
ケネス・フレンチ教授のデータを使って最近の日本株の投資ファクターの成績をチェックしてみます。 まずは2009年6月を起点とした各ファクターのロング・ショートの累積リターンのグラフです(2009年上半期はモメンタムのリターンが極端に悪くて見にくいため0…
こちらの一覧表によると、現在最も利回りが高いJ-REITはインヴィンシブルの7.09%です。その他、利回りが6%を超えている銘柄はインヴィンシブルを含めて6つあります。 インフラファンドはカナディアン・ソーラーの7.14%が最高で、タカラレーベン・インフ…
9月末の先進国・新興国の株価指数のトレンドとバリュエーションのチェックです。 ・株価データはMSCI、CAPEやPERはStarCapital、為替は日銀より取得しています。 ・株価チャートは2007年末を100として作成しています。月足・配当込み・現地通貨ベースです。 …
中国の高速道路銘柄は業績が安定していて良いのでは?と思ったので少し調べてみました。 サーチナファイナンスで高速道路と検索すると5銘柄ヒットします。下表がそれらの会社の実績PER・配当利回りと過去5年間の増収・増益率(年率換算)です。 コード 会社 …
マーク・ダグラスとポーラ・T・ウエッブの「ゾーン 最終章」を読みました。 ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス (ウィザードブックシリーズ) 作者: マーク・ダグラス,ポーラ・T・ウエッブ 出版社/メーカー: …
今年に入ってリチウム株が売られていますが、その原因となっているリチウムの供給過剰問題について見てみます。 需要 SQMによると2017年のリチウム需要は212Kt(炭酸リチウム換算)でした。 2018年は+20%ほどの増加と言っているので、需要は250~260Kt程度…
リチウム市場の主要企業について整理します。 2017年の時点で生産をしている会社 SQM、アルベマール、ティエンチ・リチウム、ガンフェン・リチウム、FMC、オロコブレ、ギャラクシー・リソーシズの7社です。 以下に各社の主な資産と生産量を書いていきます。…