2015-01-01から1年間の記事一覧

バリュー投資は1990年以降の日本市場でも有効

Performance of Value Investing Strategies in Japan’s Stock Market 香港科技大学のビジネススクールが2013年に出した研究です。1975年1月~2011年12月の37年間における日本市場でのバリュー指標の有効性を調べています。 ・調べている指標は、PBR、配当利…

ウォール街で勝つ法則 (第4版)

2011年に出版された「ウォール街で勝つ法則」の第4版です(残念ながら日本語の第4版は出ていません)。 What Works on Wall Street, Fourth Edition: The Classic Guide to the Best-Performing Investment Strategies of All Time 作者: James P. O'Shaughn…

ウォール街のモメンタムウォーカー

株式市場の3大アノマリーのひとつ「モメンタム」について書かれた本です。 ウォール街のモメンタムウォーカー (ウィザードブックシリーズ) 作者: ゲイリー・アントナッチ 出版社/メーカー: パンローリング株式会社 発売日: 2015/07/11 メディア: 単行本 こ…

投資家が大切にしたいたった3つの疑問

PSRの発案者として有名なケン・フィッシャーの本です。ケン・フィッシャーは成長株への長期投資で有名なフィリップ・フィッシャーの息子ですが、彼自身長期にわたり資産運用の世界で平均を上回る成績を残してきたそうです。 投資家が大切にしたいたった3つの…

長期の移動平均線を使ったマーケットタイミング戦略の問題点

前回は長期の移動平均線を使ったタイミング戦略について書かれた論文を紹介した。シンプルな戦略ながら、ドローダウンを抑えつつリターンを向上させることができるという内容だ。 しかし、現実の世界ではそんなにうまく機能しないのではないかという反論もあ…

長期の移動平均線を使ったマーケットタイミング戦略

10か月移動平均線を使ったマーケットタイミング戦略を検証した A Quantitative Approach to Tactical Asset Allocation という論文を読んだ。 非常にシンプルなマーケットタイミング戦略で、月足終値が10か月移動平均線を上回ったら買い、下回ったら売るとい…

バリュエーションで株価を予測できるか?

PERの水準がその後の株式リターンを予測するというキャンベル教授とシラー教授の有名な研究がある。 この研究で使われた景気循環調整済みPER(インフレ調整をした10年間の利益を使ったPER)は、CAPEレシオまたはシラーPERとして株価の割高・割安を測る指標と…

経済成長率の高い国に投資すべきか?

ごく普通に考えると経済成長率の高い国ほど株価の上昇率も大きいように思える。 ある国の経済が成長するとその国の企業の収益が伸び、企業の収益が伸びれば1株あたり利益も増加し、1株あたりの利益が増加すれば株価も上がるというシンプルな理屈だ。 この一…

インデックス投資とアクティブ投資のどちらを選ぶか?

株式投資を始めるにあたりインデックス投資かアクティブ投資のどちらで運用するかを決めなければならない。 インデックス投資は市場そのものを買うという考え方だ。具体的にはTOPIXや日経平均といった株価指数に連動するファンドやETFを買う。この方法は勉強…

2015年の投資スタンス

あっという間に1月も半分以上が過ぎてしまいましたが、今年の株式市場についての僕のスタンスを書きます。 バリュエーション 現在の日経平均のPERは実績16倍・予想15.5倍で、S&P500は(S&PのHPの数字をつかうと)実績17.3倍・予想15.4倍です。どちらも過去の…