マーケットタイミング

マーケットタイミング戦略を検証している記事

いくつか見つけたのをメモします。 Combine Market Trend and Economic Trend Signals? 株価のトレンドと失業率を組み合わせたマーケットタイミング戦略を検証しています。以下の戦略が比較されています。 ① SPY - 配当調整したS&P500ETFのバイアンドホール…

超長期のデータを使った配当利回りによるリターンの予測可能性

4世紀という長期のデータを使って株式リターンが予測可能かを調べた Four centuries of return predictability という論文を読んだ。 著者によると、ファンダメンタル指標によるリターンの予測可能性を調べた研究はあるが、そのほとんどは近年のアメリカ市場…

トレンドフォローで損失を回避する

Using Absolute Momentum to Positively Skew Calendar Year Returns という記事に、10か月移動平均によるマーケットタイミングを使うことで年次リターンがどれくらい変わるのかというグラフが掲載されていた まずはバイアンドホールドのグラフ。赤はリセッ…

トレンドとバリュエーションの併用

株式市場へのシンプルなアプローチという記事でトレンドとバリュエーションを併用してマーケットタイミングを判断する方法が紹介されていた。 トレンド(月足の10か月移動平均線)とバリュエーション(シラーPER)を組み合わせて上昇トレンド&割安、上昇ト…

長期の移動平均線を使ったマーケットタイミング戦略の問題点

前回は長期の移動平均線を使ったタイミング戦略について書かれた論文を紹介した。シンプルな戦略ながら、ドローダウンを抑えつつリターンを向上させることができるという内容だ。 しかし、現実の世界ではそんなにうまく機能しないのではないかという反論もあ…

長期の移動平均線を使ったマーケットタイミング戦略

10か月移動平均線を使ったマーケットタイミング戦略を検証した A Quantitative Approach to Tactical Asset Allocation という論文を読んだ。 非常にシンプルなマーケットタイミング戦略で、月足終値が10か月移動平均線を上回ったら買い、下回ったら売るとい…

バリュエーションで株価を予測できるか?

PERの水準がその後の株式リターンを予測するというキャンベル教授とシラー教授の有名な研究がある。 この研究で使われた景気循環調整済みPER(インフレ調整をした10年間の利益を使ったPER)は、CAPEレシオまたはシラーPERとして株価の割高・割安を測る指標と…