3830 ギガプライズ 2020年3月期2Q決算

集合住宅向けのネット接続サービスとイオンハウジングのフランチャイジー。

 

中間決算は大幅な増収増益だった。売上高は前年比で5割も伸びている。

売上高 656.5億円(前年比+52%)

経常利益 62.6億円(前年比+253%)

純利益 36.5億円(前年0.7億円)

 

2Q単体で見ても好決算。

売上高 346.8億円(前年比+48%)

経常利益 46.9億円(前年比+174%)

純利益 29.4億円(前年比+314%)

 

セグメント別の四半期の売上高。不動産事業の割合は低い。

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セグメント利益では不動産事業の損失もそれなりに大きい。上半期はHomeITの利益15.1億円に対して不動産事業の赤字が2.2億円。

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9月に全戸一括型マンションISP調査が出ている。

2019年3月末の全戸一括型マンションISPの提供戸数は272.9万戸で前年比21%と大きく伸びたとのこと。2018年3月は前年比12.1%だった。

マンションISPのシェアだが、日本の民間共同住宅は資料によって1,300万戸だったり1,500万戸だったり1,900万戸だったりするので正確なところはよく分からなかった(分譲マンションに関しては国土交通省によれば平成30年に654万戸とのこと)。現状では15~20%程度ということになりそうだが、そんなに普及しているのだろうか?

マーケットシェアはつなぐネットコミュニケーションズがトップで23.7%。ギガプライズはシェア8位だがOEM提供分を含めると首位に次ぐ規模とのこと。

 

株価は決算前後でボラティリティが高くなっている。

現在の株価3,700円に対する予想PERは32倍になる。不動産部門の赤字を考えればこれよりは低くなりそうだが、それなりに高い評価がついている。高成長がどれくらい続くのかが問題になりそう。