集合住宅向けのネット接続サービスとイオンハウジングのフランチャイジー。
中間決算は大幅な増収増益だった。売上高は前年比で5割も伸びている。
売上高 656.5億円(前年比+52%)
経常利益 62.6億円(前年比+253%)
純利益 36.5億円(前年0.7億円)
2Q単体で見ても好決算。
売上高 346.8億円(前年比+48%)
経常利益 46.9億円(前年比+174%)
純利益 29.4億円(前年比+314%)
セグメント別の四半期の売上高。不動産事業の割合は低い。
セグメント利益では不動産事業の損失もそれなりに大きい。上半期はHomeITの利益15.1億円に対して不動産事業の赤字が2.2億円。
9月に全戸一括型マンションISP調査が出ている。
2019年3月末の全戸一括型マンションISPの提供戸数は272.9万戸で前年比21%と大きく伸びたとのこと。2018年3月は前年比12.1%だった。
マンションISPのシェアだが、日本の民間共同住宅は資料によって1,300万戸だったり1,500万戸だったり1,900万戸だったりするので正確なところはよく分からなかった(分譲マンションに関しては国土交通省によれば平成30年に654万戸とのこと)。現状では15~20%程度ということになりそうだが、そんなに普及しているのだろうか?
マーケットシェアはつなぐネットコミュニケーションズがトップで23.7%。ギガプライズはシェア8位だがOEM提供分を含めると首位に次ぐ規模とのこと。
株価は決算前後でボラティリティが高くなっている。
現在の株価3,700円に対する予想PERは32倍になる。不動産部門の赤字を考えればこれよりは低くなりそうだが、それなりに高い評価がついている。高成長がどれくらい続くのかが問題になりそう。