中国の高速道路銘柄が持つ保有資産の有効期限について調べてみた。
取り上げる銘柄は四川高速道路、浙江高速道路、安徽高速道路、越秀交通、成都高速道路の5つ。江蘇高速道路と深セン高速公路は有効期限の記述を見つけることができなかった。
・0107 四川高速道路
売上高で見ると Chengyu Expressway、Chengya Expressway、Chengren Expressway、Chengle Expresswayが大きい。
有効期限はどれも短めな印象。
Chengyu Expressway 2027年
Chengya Expressway 2029年
Chengbei Exit Expressway 2024年
Chengle Expressway 2029年
Chengren Expressway 公式運用の申請中。
Suixi Expressway and Suiguang Expressway 試験運用期間。
・0576 浙江高速道路
Shanghai-Hangzhou-Ningbo Expresswayが主力で売上の半分程度を占めている。次いでShangsan Expressway、Zhoushan Bay Bridgeなど。
主力のShanghai-Hangzhou-Ningbo Expresswayは残り10年前後といったところ。
Shangsan Expresswayは12年、Zhoushan Bay Bridgeは16年ある。
・0995 安徽高速道路
Hening Expressway、Gaojie Expressway、Xuanguang Expresswayの売上高が大きい。
有効期限はHening Expresswayが2026年までと短い。Gaojie ExpresswayやXuanguang Expresswayも10年程度と長くない。
・1052 越秀交通
売上高の40％以上を占めるのがGNSR Expressway。次いで23％のSuiyuenan Expressway、15％のWeixu Expressway。
GNSR Expresswayは14年、Suiyuenan Expresswayは22年、Weixu Expresswayは17年と他社よりも長い期間残っている。
・1785 成都高速道路
Chengwenqiong Expressway、Chengguan Expressway、Chengpeng Expresswayの売上高が大きい。
主要3本は10年以上の期限がある。
その他の2本はあと5年程度。売上高に占める割合は低そうではある。
5銘柄のバリュエーションと直近決算（1052と1785は中間決算の数字）。
PERと配当は実績値。売上高と純利益は前年比の数字。
なお、越秀交通は大幅増益になっているが営業利益は横ばい、成都高速道路の大幅減収は建設部門の売上がゼロだったため。
| コード | 会社 | 株価 | PER | 配当 | 売上高 | 純利益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 0107 | 四川高速道路 | 2.32 | 8.3 | 4.3% | 8% | 22% |
| 0576 | 浙江高速道路 | 7.19 | 9.0 | 5.2% | 4% | 13% |
| 0995 | 安徽高速道路 | 4.64 | 6.9 | 5.4% | -1% | 1% |
| 1052 | 越秀交通 | 7.05 | 9.8 | 5.5% | 1% | 37% |
| 1785 | 成都高速道路 | 2.24 | 6.5 | 5.8% | -58% | 22% |
