WB ウェイボー 2019年3Q決算

ウィーチャットと並ぶ中国のSNS大手。ウィーチャットがクローズドなSNSなのに対してウェイボーはオープンなSNS。中国版ツイッターと呼ばれている。ただ、実際はもう少し範囲が広いそうだ。

3Qの時点のユーザー数はMAU4.97億人、DAU2.16億人。SNSのアクティブユーザー数で10位に入る規模。増加率は前年比2桁をキープしている。時系列でみると増加率は下がってはいるが規模を考えれば十分に伸びている。

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3Qの売上高は前年比+2%(為替調整後+6%)まで減速してしまった。

売上高 467.8Mドル(前年比+2%)

営業利益 172.5Mドル(前年比+7%)

純利益 146.1億RMB(前年比-12%)

希薄化EPS 0.64ドル(前年0.73ドル)

 

四半期の売上高と営業利益の推移。

売上高は2018年2Qまで前年比+70%前後という非常に高い成長率だったが、ここ1年で急降下している。

営業利益は2015年頃に黒字が常態化して、それ以後は急速に利益率を改善させてきた。3Qの営業利益率は37%とピーク付近を維持している。

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ウェイボー、テンセント(広告)、バイドゥ(バイドゥコア)の売上高。中国経済の減速やショートビデオの台頭を受けて各社とも成長率が鈍化している。ただ、ウェイボーはもともとの成長率が高かったため下落が目立つ。

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4Qのガイダンスは売上高が前年比0~3%になるとのこと。

3QのEPSはコンセンサスを上回ったものの、成長鈍化を嫌気してか株価は暴落している。

過去4四半期のEPSを使うとPERは17.4倍。YahooFinanceのアナリスト予想を使うと今期PERは16倍、来期PERは14倍となる。

1年前は高成長割安株で魅力的に見えたが、成長率が0%まで低下した現在では割安とは言えなくなってしまった。

今後はウェイボーの競争力を維持できるか、広告市場がいつ回復するかというところが問題になりそう。