JDドットコム 2Q決算

中国を代表するEコマースの大手。市場シェアはアリババに次いで2位。直販&マーケットプレイスというアマゾンスタイルの販売方式。

 

売上高は前年比+23%の増収だった。

成長率は過去数年にわたって緩やかな右下がりだが、ここ1年の四半期増収率は+25%、+22%、+21%、+23%と横ばいになっている。

売上の内訳ではサービスの伸びが大きく前年比+42%の増加。なかでも物流その他のサービスの伸び率は+98%とのこと。ただし、サービスが売上全体に占める割合は11%に留まる。

 

営業利益は22億RMBで2四半期連続の黒字。ここ2年は散発的に黒字化していたが、2四半期連続かつ比較的大きな黒字を計上した。

利益率が拡大した理由にはJDリテイルの粗利益率の拡張、効果的なマーケティングプログラム、JDロジスティクスの営業効率の改善を挙げている。

JDリテイルの粗利益は前年比ベースで21四半期連続の拡大とのこと。また、JDロジスティクスの3PLのnon-GAAP営業利益は2Qに損益分岐点に達したそうだ。

 

年間のアクティブアカウント数は3.21億人。前年比+2%、前四半期比で+3%の増加。

アクティブアカウント数は2018年下半期に減少に転じたが、2019年に入り再び増加しており2Qは過去最高を記録した。

 

3Qのガイダンスによると売上高は前年比+20~24%の増収という見通し。また、通期のnon-GAAP純利益は80~96億RMBとのこと。純利益は上半期に68億RMBを計上しているが、下半期に行う投資とマクロ経済の不透明さからこの数字を計画している。

 

決算後の株価は13%上げて30.66ドルになった。

過去4四半期の売上を使ったPSRは0.6倍になる。YahooFinanceのアナリスト予想EPSを使うと今期PERは45倍、来期は30倍となる。

ただしPERは利益率次第。ウォルマート並みの純利益率3~4%を実現すればPERは18倍、5%の利益率を実現すればPERは12倍となる。会社によると長期的にJDリテイルは1ケタ台後半の純利益率を目指すそうだ。