BZUN バオズン 2019年2Q決算

中国のShopifyと呼ばれている会社。

主に海外のグローバルブランド向けにEコマースの運営サービス(ITソリューション、店舗運営、デジタルマーケティング、カスタマーサービス、倉庫・物流)を提供している。公式サイトから天猫や京東やウィーチャットミニプログラムなどさまざまなチャネルに対応している。

パートナーブランドはディズニーやナイキなど212社。

バオズンの大株主にはアリババとソフトバンクがいる。

 

2Qの売上高と営業利益は前年比+47%の増収増益だった。営業利益率は5%で前年と変わらず。

バオズンの売上高は、在庫の所有権を持つ商品売上高とサービス売上高の2つに分かれている。またサービス売上高はサービスフィーと貨物委託(倉庫・フルフィルメント)から構成される。

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バオズンは在庫の所有権を持たないモデルへの転換を図っており、ここしばらくはサービス売上高の伸び率が高かった。しかし、2Qは商品売上高とサービス売上高はともに前年比47%の伸びとなっている。

GMV(流通総額)は前年比60%の増加して97億人民元となった。GMVのうちノン・ディストリビューションは87億人民元を占める。

3QのガイダンスはGMVが前年比40~45%の伸び率、売上高が15億~15.5億人民元で前年比35%~40%の伸び率。

決算は好調だったが株価は大きく下げている。YahooFinanceのアナリスト予想EPSを使うと今期PERは33倍となる。