9267 Genky DragStores 2022年6月期2Q決算

福井県発祥のドラッグストアチェーン。福井県、石川県、岐阜県、愛知県にドミナント展開している。

低価格販売と食品比率の高さが特徴で生鮮食品も取り扱っている。全体の売上高に占める食品の比率は6割を超える。

 

2Qは前年比で売上高+10%の増収、経常利益-9%の減益だった。

売上高、営業利益、経常利益のすべてが期首の予想を下振れてしまった。営業利益は予想比で-6%の未達。

2Q単体だと売上高+9%の増収、経常利益-21%の減益となる。1Qが比較的健闘していたのに対して、2Qの落ち込みは大きい。

 

四半期の売上高の推移はこちら。

過去5年程度で見るとゆるやかに低下しているように見える。長期で見ると10%は超えるが20%には届かないかなといった感じ。

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経常利益と経常利益率の推移。

経常利益率は3.4%に低下した。過去の数字と比べても低めの水準となる。

今期の経常利益率の予想は4.3%で、過去10年の平均の4%よりやや高い。

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株価を受けて株価は大きく下げた。予想未達なので仕方ないと思う。

株価は昨年後半に3,000円台から6,000円超まで値上がりした後、現在は3,550円まで戻している。

今期PERは11.4倍と競合他社に比べると安い。ただ、ゲンキーは規模が劣るためか、株価は常にディスカウントされている。

長期で見ると売上高は右肩上がりに伸びてきたし、出店余地の大きさから今後も年間+10%くらいは伸びていきそう。利益のブレはあるだろうがPER11.4倍なら割安なレベルだと思う。