パチスロ大手。フィリピンのマニラでカジノリゾートを運営。
中間決算は前年比で売上高+12%の増収、経常利益は赤字だった。
セグメント別に見ると、遊技機事業は売上高-16%の減収だが利益は前年比3倍の30億円になっている。
統合リゾート事業は売上高+45%増収の赤字。調整EBITDAは53億円で大きく増加している。
オカダマニラの2019年上半期の売上高は18,755百万PHP(約326億円)、調整後EBITDA2,626百万PHP(約53億円)だった。
同業のブルームバームリゾーツの2018年通期の業績は売上高38,220百万PHP(約780億円)、税前利益7,039百万PHP、純利益7,188百万PHP(約146億円)となっている。ブルームバームリゾーツの運営するソレアリゾート&カジノの2018年のEBITDAは15,135百万PHP(約309億円)。
ソレアのゲームテーブル数は295台+66台(スカイタワー)、スロットマシーンは1,653台+230台、Eゲームテーブルは88台。オカダマニラはゲームテーブル数402台(VIP168台、マス234台)、ゲーミングマシン2,681台。
オカダマニラの規模はソレアよりもやや大きいことから業績はまだ伸びそう。売上高1,000億円、純利益200億円(利益率20%)くらいがうまくいったときの目標になるのではと思う。
ユニバーサルエンターテインメントの時価総額は2,586億円と大きい。オカダマニラがうまくいったとしてもそれだけでは格安にはならない。遊技機事業の貢献が必要になりそう。
遊技機事業はピークで350億円稼いでいるが赤字にもなっている。オカダマニラが開業する前の2007年~2017年の営業利益の平均は150億円程度。遊技機事業でこれくらいの利益が出せれば割安になってくるかもしれない。ただ、僕はこの分野についてまったく詳しくないので今後の業績がどうなるかは見当がつかない。