SQMの決算

2Q決算が出ています。

前年比で売上高+26%の増収、税前利益+30%の増益でした。

EPSは0.51ドル。過去4四半期の合計は1.79ドルです。株価43.59ドルに対する実績PERは24.4倍になります。YahooFinanceの予想EPSを使った予想PERは22.7倍です。

 

リチウムセグメントについてはこんな感じの話です。

・リチウムセグメントの売上高は前年比+22%。全体の29%を占める。

・2Qの販売数量は11.1Ktで前年の11.5Ktからやや減少。

・年間70Ktへの生産能力の拡張が完了。第4四半期にはその生産量を実現できる。

・下半期の販売量は上半期より50%増加する。

・2Qの販売価格はやや上昇。下半期はSQMの生産増加やオーストラリアの新規供給がありやや下がると予想。

・今年のリチウム需要は前年比20%を超えるだろう。

・来年にかけては水酸化リチウムの需要増加が炭酸リチウムよりも大きいと予想される。

・CORFOとの合意が4月10日から適用されたが2Qのコストは前四半期と同じ。

・Mt Holland のスポジュメン鉱石の生産開始は2020年、水酸化リチウムは2021年。少なくとも45Ktの生産量となる。

・SQMの販売価格は基本的に四半期ごとに顧客と決定する。現在は3Q4Qの価格を決めている。供給増による価格への圧力はある。翌年以降についてはどうなるかわからない。