2Qの決算が出ています。
前年同期比で売上は+16%増加の853百万ドル、調整EBITDAは+18%増加の258百万ドル、調整希薄化EPSは1.36ドルでした。
2018年のEPSのガイダンスは20~25%引き上げて5.3-5.5ドルとしています。
また、会社は自社の株を割安として、これまで行っていた250百万ドルの自社株買いにさらに250百万ドルを追加しました。トータルで発行済み株式数の4.5%くらいです。
株価は98.77ドルまで上げています。ガイダンスを使った予想PERは18~18.6倍になります。
リチウムセグメントは、売上高が+30%増加の141百万ドル、調整EBITDAが+23%増加の141百万ドルでした。
リチウムセグメントの調整EBITDAは全社(その他、コーポレート費用前)の約50%です。
前年比でリチウムの販売数量は+15%増加、販売価格は+12%の増加とのことです。
Earnings Call Transcript のメモです。正確な情報はリンク先を参照してください。
・リチウム価格については、2018年はこれまでのレンジにとどまる見通し。
・会社のリチウム取引は長期契約なので中国価格には影響を受けない。
・中国のスポット価格は見ない。関係ない。
・価格下落についての提供できる仮説としては、補助金政策の変更により低グレードの炭酸リチウムが市場価格に影響を与えているのではないか?
・需給についてはバランスしている。
・2019年についての話はまだ早いがいまのところは良い感触。
・需給や価格の面で今後1年に何か変化が起きるとは予想していない。
・今後数年という長期スパンでは数量の面から成長が主で価格は中立的と計画している。
・2018年は50kトン近くの需要増加を見ている。2017年の市場規模は220kトンという推定。
・2025年に市場が800kトンに拡大するとの予想。