アクティブ投資を分類してみる

アクティブ投資の手法は千差万別たが、個人的にあえて分類するのであればこんな感じかなと思う。

  裁量 システム
ファンダメンタル バリュー投資、グロース投資
ウォーレン・バフェット
ピーター・リンチなど
スマートベータ
マクロ・ファンダメンタル マクロ系ヘッジファンド
ジョージ・ソロス
 
テクニカル マーケットの魔術師 トレンドフォロー系CTA
タートルズ
システムトレーダー
その他 裁定取引、アノマリー、IPOなど

 

ファンダメンタル

会社の業績、将来性、バリュエーションなどを分析して投資する手法。

ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、フィリップ・フィッシャーなど、裁量ファンダメンタルの著名投資家には事欠かない。

ファンダメンタルのシステム取引は一昔前にはあまり見かけなかったが、最近ではスマートベータETFを使った投資が可能になっている。

 

マクロファンダメンタル

景気循環や金利といったマクロ系経済の動きをもとに投資する手法。

マクロ系ヘッジファンド、グローバルマクロという言葉はよく目にするのでマクロファンダメンタルを使う投資家はそれなりにいるのだと思う。著名投資家ではジョージ・ソロスが有名。FXのキャリートレードなどもマクロファンダメンタルになるのだろう。

一方でこの分野のシステムトレーダーはあまり目にしない。

 

テクニカル

チャートの値動きで売買する手法。

少し前まではテクニカルは迷信だと断言する人も多かったが、現在ではモメンタムやトレンドフォローの有効性がアカデミックの世界でも確認されている。

裁量取引のトレーダーは「マーケットの魔術師」などの本で紹介されているが、テクニカル投資家にはシステムトレーダーも多い。古くはタートルズなどのトレンドフォロワーが有名だし、現在は検証ソフトを使って自力でシステムを構築する個人投資家もいる。

 

その他の投資法

裁定取引、アノマリー、IPO、優待投資などが思いつく。

 

世の中には多くの投資手法があるが、それぞれ利益を出している人がいるように見える。この投資法では儲からないという決めつけをせず、いろいろな手法を試して自分に合った投資法を見つければいいと思う。