9206 スターフライヤー

PERが7~8倍と低く、業績も良さそうなので調べてみました。

 

会社概要

北九州空港を拠点とする新興エアラインです。大手よりも安い運賃と、機内の広さ・充実したサービスを売りにしています。

実際にスターフライヤーに乗った人の記事を見ると、広めの座席、モニター装備、預入荷物が20kgまで無料など、ジェットスターやピーチなどのLCCと一線を画すサービス内容のようです。

LCCはセール以外の時期で荷物を預けると案外値段が上がってくるので、この会社やスカイマークのようにそれなりに安くてサービスもあるという航空会社は需要があるのではないかと思います。

保有機材は9機で、以下の5つの路線に就航しています。

羽田-北九州、羽田-福岡、羽田-関空、中部-福岡、羽田-山口宇部

 

業績

利益にかなり凸凹があります。

前期実績は-0.8%の減収、経常利益は901百万円から2,650百万円への大幅な増益でした。

  売上高 前年比 経常利益 前年比 純利益 経常利益率
12年3月 22,580 24% 986 -11% 966 4.4%
13年3月 25,166 11% 47 -95% 287 0.2%
14年3月 33,024 31% -2,664 - -3,040 -
15年3月 34,734 5% 901 - 431 2.6%
16年3月 34,451 -1% 2,650 194% 2,558 7.7%
17年3月(予) 33,300 -3% 2,500 -6% 1,400 7.5%

 

今期1Qは-3.8%の減収、+140%の経常増益と好調を持続しています。

通期の予想は-3.3%の減収、-5.7%の経常減益です。

なお、1Q決算時に通期の経常利益を1,300百万円から2,500百万円に上方修正しています。燃料価格は上昇しているものの、想定を超える円高によって費用が抑えられたとのことです。

業績予想の前提となる為替レートは1ドル110円、1ユーロ125円、原油価格レート(ドバイ)は1バレル52ドルです。

 

1Qの輸送実績は下のとおりです。

航空機の定期重整備による計画運休の増加により提供座席キロは減少したものの、座席利用率は大きくアップおり、旅客数は小幅な増加となっています。

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バランスシート

現在の利益水準(今期の予想経常利益2,500百万円)が続くのであれば有利子負債の金額は大きくないです。

現預金 4,034百万円

1年以内の長期借入金 633百万円

短期リース債務 791百万円

長期借入金 483百万円

長期リース債務 6,233百万円

 

バリュエーション

・株価3,680円、自己株式を除く時価総額10,545百万円。

・今期予想PER7.5倍。経常利益ベース(税率35%)の予想PERは6.5倍。

・今期予想EV/EBIT 5.4倍。

・配当0円の予想(前期実績は20円)。

 

その他

・100株で年間6枚の優待券をもらえます。優待券1枚で片道1区間の大人普通運賃を50%割引できます。

・筆頭株主はANAで18%の持ち分です。

・東証2部銘柄です。株主数は2,840名、時価総額40億円と1部昇格の条件を満たしています。流動性なども問題なさそうです。

 

感想

予想PERは7倍くらいで割安感あります。

1Qの業績は好調ですし、現在の原油価格と為替レートからは業績の上振れも期待できそうです。

 

問題点は売上が横ばいで停滞しているところでしょうか。機材を購入して路線を増やさないと持続的に利益を上げていくのは難しいと思います。

設備投資の計画ですが、2018年(平成30年度)に1機受領予定のほか、2016年(平成28年度)に1機導入することを検討していくそうです。