バリュー投資は1990年以降の日本市場でも有効

Performance of Value Investing Strategies in Japan’s Stock Market

香港科技大学のビジネススクールが2013年に出した研究です。1975年1月~2011年12月の37年間における日本市場でのバリュー指標の有効性を調べています。

・調べている指標は、PBR、配当利回り、PER、PCFR、レバレッジトゥプライスの5つです。

・マーケットデータはDatastream、会計数字はWorldscope。

・時価総額の下位3分の1を除く。超小型株は対象外になります。

・1か月ごとに並べ替えて5つのポートフォリオを作成。

・時価総額ウェイトと均等ウェイトポートフォリオのリターンを計算。

 

バリュー系の4指標はどれもきれいに機能しており、最も割安なグループのリターンは月1%を超えています。

また、1990年から2011年にマーケットが62%下落した期間においても、PBR、配当利回り、PER、PCFRはそれぞれ377%、325%、1617%、991%の累計リターンを出したそうです。

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